治療語録 a collection of sayings

ご存知ですか?ペットの知られざる本音 院長の名語録集や診療日記を掲載しています。

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脳梗塞から立ち直る!

脳血管の梗塞様の急性発作から立ち直って2年近くになる犬がいます。
当時11歳のハスキー犬が自宅で突然倒れ、口から泡を吹いてもがき、よだれをを流し続け、尿も便も漏らして食事も起立もできない状態に陥り、もうダメかと思われました。
すぐ往診し、症状からこうそく性の脳神経系の疾患と診て、直ちに対応する針、整体で施術し生きたアミノ酸である命の水(酵素)を体中に与え、全身を活性化させ、補助的に注射もしました。
少しすると犬のもがきが弱くなり、舌を少し動かして酵素を飲むようになりました。翌日には、フラフラでも立てるようになりましたが、夢遊状態で部屋を徘徊し、声に反応しない状況でした。
しかし、酵素や水を飲む量が増えたので回復は可能と判断し、積極的な治療を続けました。すると、間もなく流動食もなめ始めて4日後には排尿、排便、動きが鈍いものの1週間ほどでほぼ普通に生活できるほどに回復しました。
針や整体が脳神経発作にも効いた例です。

『猫にはネズミ』 が正解

この欄で度々ふれましたが、まだまだ知らない方が多いのでとりあげます。
それは「魚は猫にダメ」ということです。
普通「猫は魚が好きだ」と思われています。確かに好んで食べる面もあります。でもこれは、魚大国の日本入が作り上げた偏見にすぎません。戦前まで魚しか食べなか
った日本では、猫がヒトから奪うタンパクは魚しかありませんでした。だからサザエさんの歌にあるように「好きだから猫がとるのだ」と日本人が勝手に考えたのです。
もし猫が魚好きなら、世界中の猫は皆、海辺に集っているはずです。でも事実は反対で山野です。
「猫にはネズミ」が正解なのです。
実際猫は、魚に多い不飽和脂肪酸を消化、分解できず、有害な形で体に蓄積し、腹部肥満やビタミン不足「黄色脂肪症など多くの病気や体調不良をひきおこす原因になっています。
抱かれ嫌いとか、きかない猫なども魚の多食が一因の場合が多くあります。漁獲した余剰の魚がフードに利用されていますが、メーカーの利益のはけ口にされている猫にはとんでもない不健康のおしつけなのです。

精神障害から 脱出成功!

 はりや整体は整形外科に効くばかりではありません。
 ある日「元気なく陰にこもり、舐めて毛も抜け続ける」と猫がやってきました。
 診ると気が沈み、精気欠け、体は硬く、疲労がたまっています。すぐストレス性の精神障害が考えられたので、環境などを尋ねました。
 聞くと少し並則居住や家族…構成がガラリ変わっ
たと言います。猫はそれで精神的ダメージを受けていたとわかりました。
 すぐストレス解消系のはりや整体をしました。
すると、さわられるのが嫌な猫が、動かずにじーっとするのです。体もやわらかくなり、目にも少し精気が出てきました。
 その後、家では陰ばかりに居ずに出歩き、体を舐めるのも徐々に減り、毛が生えるまでに回復してきたのです。
 小動物には、ヒトが考える以上に、ストレス性の精神障害が多い、宿命的必然性があります。普通はなかなか診断がつかないうえ、適当な治療法が見つからないのが実情です。しかし東洋医学的な見方では、これがわかりやすく、はりや整体は、こうした精神障害にうってつけといえます。

わずか3日で 回復した!

 今回もウソのような本当の話です。
 「ここ数日、どこか痛いのか、体を硬くして全然動かず、食事もせず困った」と中型犬が地方からやってきました。
 聞くと「2つの病院でX線診断などもし、最後に大学のCT検査でも不明で、手術してみるしかないが、どれだけ治るか分からない」とのことでした。
 さっそく、触診、望診など東洋医学的な診断をすると頸椎部の痛みによる運動拒絶と分かりました。そこで、生体の自然、治癒力を回復させるためのはり、整体隔それに酵素療法などを施しました。
 するとどうでしょう。終わるとすぐに頭や手足を少し動かし、引きつっていた目が機嫌のいい目つきに変わったのです。私は「オッ!これは治るぞ!」と言いました。
2日目には立ったりし、食事も始めました。3日目にはゆっくりですが歩きだし、日常の生活をするように回復したのです。
 このように、近代的機器を使っても適格な治療が分からない場合でも、東洋医学的な施術で驚くほどの効果が現れることがあるのです。

間違った 絶望宣告

 ある日、後躯が使えず立てないという10歳のゴールデンがやってきました。聞くと「X線検査だけで、股関節が変形のためで、もう治しようがなくて困つている」と言います。
 早速、診てみると、片足が完全まひで、一方も、かすかに遅い反応があるだけで、前躯も硬化ぎみで、体の真ん中からまひが広がっていました。このため、動けぬ直接の理由は、股関節異常によるものではなく、脊椎の損
傷と推認されました。
 すぐに、対応するはり治療と整体治療を行い酵素等で治療しました。
 するとどうでしょう。完全まひだった足がゆっくりと引いたのです。もう片方も初期よりも早く反応しました。そして帰る時には、前肢でいつもより上体を浮かせて前進動作をするほどに改善しました。
 はり治療は電気的なイオン作用によつて患部の血滞等を除去し、神経、筋肉の働きを活性化しますし、整体は筋骨系の活動を刺激して全身の命を覚醒する動きがあります。この例のようにもうダメとされる場合でも、はりや整体で命の力を引き出して改善することが可能なのです。

ついに 歩けたぞ1

 小肝症と言われ、全く立てなくなって当院にかかった6歳の北海道犬については、前回お知らせしました。
 この犬がその後、3~4回のはりと整体、東洋医学的療法でみごとに歩き出し、右前肢を時々上げるなどの後遺症があるものの、ピザに両足でかきつ、ついに遊びをするまでに回復したのです。
 この犬は、X線造影や血液生化学検査など重ねても原因が分からず、さらに高額をかけてCTやMRIなどの検査をし、さらに治療では手術が考えられていたものです。
今の医療では、起立不能とか四肢マヒと言うとすぐ「高度な検査だ」、やれ「手術だ」などと短絡するか、あとは痛み止めしか手がないのです。
 しかし生体のもつ自然の回復力を生かすのが医療、医学の真髄のはずです。この考えが完全に欠落しているわけです。東洋医学やはり整体などは、体と相談して生きる力をひき出し、それを患部に伝えて治してゆく方法であり、多くの疾愚に思いがけぬ威力を発揮するのです。改めて、はりや整体、東洋医学を見直してほしいと思います。

死目前で 助かつた!

 「もう処置なし、死は目笛叫と言われた。東洋医学で少し楽にできないか」と、14歳のパグ犬が来ました。
 聞くと「テンカン様発作が続き、手足がまひして立てず、食べられず」とのこと。診ると確かに脳障害があり、全身が硬直して血の滞留が起こつていました。
 早速、全身にはりと整体を施し、酵素を吸収させたり、症状改善の処置をとりました。すると目が輝き出し、吠えるようになり、舌を動かして水や流動食をなめるようになったのです。これを連日しましたら2日目には手足を動かし、3日目にはフラつきながら立ち、4日目にはヨタヨタと歩き始めました。やがて散歩して排泄をするまでに回復し、パグ犬は命拾いし、飼い主さんもとても喜びました。
 このように東洋医学では、脳は全身と関係していると見て、悪いところだけを問題としません。ですから、悪い部分が治るか治らないかだけを問題とする西洋医学と違って、東洋医学は全く違った角度から体の状態を捉
え、その本来の治癒力を引き出すのが真髄なのです。

慢性抜け毛は未病です。

 暑かった夏も終わり早くも秋ですが、まだ犬や猫の毛がわりの時期ではありません。でも「この子はいつでもぬけ毛が多くて困ります。どうしてでしょう」と問われる場合がよくあります。
 ブラッシングやシャンプーをいくらやっても抜け毛が多いーなどという場合は、どこか体調が悪い証拠です。西洋医学ではこのような状況だけでは病気ではありません。
 しかし東洋医学では抜け毛は「未病」に当たり、治療の対象になります。「未病」とは、ひどい病気にまで至っていないが、病気に展開する要因で、いわば潜在的な病気です。
 抜け毛が多いのは、体に腎の力(腎気)が弱いことが多く、また心臓や血の弱さ、消化器の不良、食べ物や栄養の不良、皮膚循環の不良、体のストレスなどに必ず関
連があります。それぞれに対応する治療で抜け毛が激減することがよくあります。
 抜け毛が多いのを当たり前と思うべきではありません。体調をよく観察して、不良の原因を見つけ出し、それに応じた手当てをすることが病気を防ぐ秘訣です。

手術しないで 良かった!

 6歳の北海道犬が地方から来院しました。
 聞くと「足腰が立たず、生まれつき肝臓が小さな病気(小肝症)といわれ、もう検査のうえ手術しかないと言われたが、東洋医学で何とかならないか」とのことです。
 診ると、手足は脳、延髄系の神経障害であり、仮に小肝症ではあっても、それが絶対的な要因とは考えられませんでした。
 早速、はりと整体、東洋医学などによって、現れた神経症状を軽くし、全身を活性化する処置を施しました。
 するとどうでしょう。ほとんど硬直して反応しなかった右前足が刺激を感じるようになり、左後足も鈍く反応し、目も鋭く、頭を上げられるほどになったのです。
 2回目には、各足を自分で動かすようになり、3回目には自分で上体を起こして方向転換し、4回目には両足で引きずって動くように改善されたのです。
 起立不能とか四肢マヒと言うと、一般には「すぐ手術だ」とされます。ところがこれが大きな偏見なのです。体の自然回復力を信じて東洋医学療法を試みるべきなのです。

”虚”の体質は 内臓が弱い

 犬や猫を飼って気がついた方も多いと思いますが、一匹、一匹の犬や猫にはそれぞれ特有な体質がみられるものです。
 たとえば"やせて太れない"たちとか、"食べないのに太る"というのはその一例です。
 実はこのような見方は、これまでの医学ではあまり重視されてきませんでした。しかし東洋的見方では、人の体型や体質からその人の体の傾向が分かるように、動物でも同じことが言えるのです。これは動物の健康のためにとても大切なことです。
 先の例のように、普通に食べても太らずやせていたり、食が細かったり、多食でも太らない場合には、内臓が弱いことが多いのです。
 この場合、動物はとてもおとなしく、吠えもしない従順で、静かな"陰"の性格であるか、または、とても気が荒く、自分を守るために強がり、せわしなく、うるさい"陽"の性格を示すかのいずれかのタイプが多くなります。
 どちらのタイプも外見上は元気そうですが実は"虚"の体質であり、調べると心や肝、脾、血などが弱く、それと表裏の関係にあるのです。
 このように、体の体質を知り、それに応じたケアをすることが健康のコツといえます。

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